【開催報告】ODAJ 定例会(2026年9月)
毎月、定例会をしています。開催報告をほとんどしていないので、活動を疑われないように今回は内容も報告することにしました。
ODAJ(OD Association Japan)では、「多様な人々が対等に合流する学びのコミュニティ」として、組織開発(OD)に関する持続発展的な対話と実践の場を提供しています。
2026年9月27日13:00-17:00、今回の定例会では、参加者同士の近況報告や対話を通じて、先端技術(AI)と人間性、そして行政組織における組織開発の実践といった多面的なテーマについて深め合いました。
1. チェックイン&オープニング
冒頭、ODAJの目的と「対等・自律・多様性の尊重」といった価値観を全体で確認した後、参加者のチェックインを実施しました。
- 近況共有と関心事:
- ヨーロッパでのキリスト教や日本の神社仏閣への若い世代の参拝動向を通じた「社会的・心理的不安」への考察
- 信仰や歴史的街道歩き(出羽三山神社・六十里越街道)などのスピリチュアルな体験と個人の成熟
- 経営論における「企業の成熟」と個人の年齢変化に対する向き合い方
2. 対話セッション①:AIの急拡大と社会・組織へのインパクト
AI技術の急速な進化と社会実装がもたらす変化について、多角的な議論を行いました。
- データセンターとインフラ需要: 自動運転の全域普及などを想定すると、現場ローカル処理とクラウド(データセンター)処理のハイブリッド構造が不可欠であり、電力・水・インフラの需要過剰/供給不足をどう捉えるかが議論になりました。
- 現場におけるAI活用の実践: スマートグラスを活用した対話型サポート(中国での事例等)や医療現場での画像診断アシストなど、現場での作業代替や生産性向上の事例を共有しました。
- 企業のガバナンスとAI規制: 社内でのAI利用制限やローカル環境での運用、AIが出す答えへのバイアスやブラックボックス化の問題について触れ、「単に効率化を求めるだけでなく、人間がどのような価値基準で判断を下すか」という姿勢の重要性を再確認しました。
3. 対話セッション②:行政組織における「組織開発(OD)」の実践
ゲスト参加者より、20年以上にわたる自治体(地方公共団体)職員向け組織風土改革・組織開発の取り組みについての事例発表と意見交換が行われました。
- 行政組織開発の課題: 政策推進(ハード・制度)と人材育成(ソフト)を結びつける存在としての「行政組織開発」の必要性。首長(4年任期)の交代や縦割り構造、業務過多の中で、いかに現場の意欲と組織力を高めるかが議論されました。
- 支援・アプローチの方向性:
- 小さな職場単位から部署連携、組織全体へとステップを踏む構造化(ワンシートを用いた事例可視化)
- 成果(結果)のみを追うのではなく、対話や関係性構築といった「プロセス」の価値を可視化することの大切さ
- スペシャリスト(専門知識)だけでなく、全体を繋ぐジェネラリスト(OD実践者)のキャリアパス確立
4. 今後の予定・アナウンス
定例会の後半では、今後のODAJイベントの企画・準備状況について協議を行いました。
- 神戸フィールドワーク(遠足企画): 11月3日(文化の日)に向け、神戸の歴史や文化を巡りながら対話を深めるリアルイベントを開催。
- ODAJ年次大会の開催: https://peatix.com/event/5159270「AI時代に、組織は人間性と信頼性をどう育むか」をテーマに、2026年11月15日(日)10時~17時 平生(ひらお)セミナーハウスで開催。
- 次回定例会:12月20日日曜日。ご参加をお待ちしています。
ODAJでは、今後も組織開発の実践者・探求者が集い、社会や組織のあり方を深く対話する場をつくってまいります。皆さまのご参加をお待ちしております。

